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あらすじ

《太陽が沈むと、もう一つの世界が目覚める・・・》

アメリカ、ロサンゼルスの深夜。人通りの途絶えた一方通行の直線道路が突如戦場になる。

RX-7、スープラ、スカイライン、インテグラ、エクリプス…ライス・ロケットとも呼ばれる日本生まれのスポーツ・カーがNOS(ニトロ※噴射装置)を搭載し“車”を超えた地を這う究極のモンスターとなって270キロ超の世界を創り出す。

一晩に数万ドルの金が動くことも珍しくないストリート・カー・レースの世界。それは常に警察無線を傍受し、法の網をかいくぐって行われる危険で魅力的なものだ。ギャラリーも、そしてドライバーも瞬間の興奮に溺れる。

そんな特殊な世界の中でドミニク・トレットは頂点に君臨し続けるスターだった。
誰も彼のテクニックには敵わない。そしてまた、常に頂点に立ち続けるだけのカリスマ性がドミニクにはあったのだ。

そんなある夜。いつものレースにヨソ者が紛れ込んだ。
ブライアンと名乗るその男は自らの車を賭けてドミニクに挑戦する。

「俺はあんたに勝つことができる」

そう言い放つ彼。だが・・・勝利の女神はやはりカリスマを選んだ。
しかし、ブライアンの運転技術や物怖じしない態度を気に入ったドミニクは徐々に彼に信頼を寄せていく。

一方、ハイウェイではトラック・ジャック事件が頻発していた。
それは高級品を輸送中のトラックが深夜の走行中に数台のスポーツ・カーに囲まれ、ハイスピード状態のままジャックされてしまうという、想像を絶する事件だった。
FBIと警察は犯人達の手口から、ストリート・レースのドライバーであろうと目星をつける。
だが、用心深い彼らに下手な手出しはできない。ブライアンはその運転能力を買われた囮捜査官だったのだ。

しかし、ドミニクと共に毎日を過ごすうち彼の人柄に惹かれていくブライアン。そしてまた彼の妹のミアとも心を通わせていく。「彼は犯人じゃない」FBIの捜査官にそう言い放つブライアンだが・・・。

そしてトラック・ジャックは再びおこる。
犯人はドミニクなのか、それとも・・・。

息詰まるドライビングシーンをじっくりご覧ください。

※作中に出てくるNOSについて。
公式のサイトにもニトロと書いてあったりして、ニトログリセリンなどと勘違いしやすいんですが、実際はナイトラス・オキサイド、つまり亜酸化窒素(N2O)のことをさします。
簡単に言うと、通常より多くの酸素をエンジンの中に噴射して、馬力を上げるための装置です。
詳しく書くと長くなるので興味のある方は検索してみてください。

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